「今なら年率13.5%の商品です。ぜひやってください。」
そういわれたら皆様はどうしますか?
僕なら怪しんでその場では断って後でグーグルで調べますね。
今回はそんな年率13.5%の商品をご紹介する話です。
というよりほとんどの人がされていることだと思いますが。
その商品は
個人年金保険(共済)
保険会社や銀行で売られている商品で、セールストークですと
退職後に年金もらうまでの資金として貯めませんか?とか
貯金するより利回りいいですよとか自宅に営業が来ておられる方なら勧められているのではないでしょうか?
しかしながら、個人年金保険で貯めたからと言ってバブルの頃ならいざしらず
現在そんなに増えません。
実際見積もりをとっても30年かけてこれだけしか増えないのか・・・と思いました。
なら、VOOとかVTととか買うよと思ってしまうのも当たり前。
しかし!この商品の売りはいくら増えるとかいう話ではないと思っています。
なんなのかっていうとその節税効果!
このイオン銀行のサイトが結構わかりやすかったので載せておきますね。
こちらのサイトでは、所得350万円で年間保険料が10万円とすると
所得税で8,000円、住民税で2,800円の節税になると乗っています。
併せて10,800円、これを掛け金の100,000円で割ると10.8%
10万円貯めながら本来支払う税金が還付され、支払いが減る≒資産が増える
とみるなら10.8%の利息をもらっているといっても過言ではないのです。
そこで冒頭に出てきた、13.5%の商品ってなにかというと
個人年金保険料控除が上限に達する保険料が80,000円なんで
別にわざわざそれ以上かける必要がないんです。
(もちろん、貯蓄代わりにするなら別ですよ)
80,000円かければ、上記の場合所得税で8,000円、住民税で2,800円の節税になるんです。
計算してみると、10,800円÷80,000円=13.5%分の利息をもらっているようなものです。年末調整が楽しみになる数字ですね。
80,000円でその掛け金の13.5%分の支出を抑えられるんです。
所得税率が高い高所得者の方ならさらに節税効果は高くなります。
しかも、実際に利息をもらうのではなく節税による資産の増加なのでもちろん貯金みたいに20%の税金を取られることもありません。
ちなみに、保険料の支払いについて、口座振替とか保険会社によって選べると思うんですが、断然クレジットカード支払いができる保険会社をおすすめします。
1%以上のポイントがつくクレジットカードで支払いさらに資産を増加させましょう!
追記
ただし、個人年金保険料控除は個人年金保険が下記の条件を満たしてないと対象になりません。
1、年金受取人が契約者またはその配偶者
2、年金受取人が被保険者と同じ
3、保険料払込期間が10年以上
4、受けとる年金が確定年金、有期年金の場合は年金開始年齢が60歳以上かつ受けとり期間が10年以上
等の条件があります。
保険会社に税制適格特約つけてくださいと伝えたら理解して控除使えるような保険内容にしてくれるはず。
ただし、10年以内に解約したら節税分返さないといけないとかはないので払い込み掛け金=解約返戻金になったら解約してまとめて別の何かに投資しても大丈夫です。
そして、再び1から個人年金に入って控除を受ければ低い利回りでお金を拘束しつづけることもないのではないでしょうか。
とはいっても払い込み掛け金=解約返戻金となるのには10年以上かかると思いますが、、、